月刊/凹みスタディ

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2013年 11月 14日

のりたま

11月のようです。
やっとのことで。

10月はなんだかとても長く感じました。

さすがは長月と呼ばれるだけはあるな。
はい、それは9月ですね。

長いには長いだけの理由があるものです。
そして今回のそれはいいことの部類に入ります。

いそがしかったわけでは決してなく、久しぶりにじっくり、とっくり向き合えました。(毎日走れたのも大きかったです)

自分としっかり向き合うことはなかなか骨がおれるし、いそがしくて日々があっという間に過ぎてしまう方が楽なこともあります。

でもより高く、遠く、という野心を持つ人間なら、どこかのどこかで客観的に自分を見直す機会をつくらないと次のステップにはたどりつけないのかもしれません。

あら、久しぶりにケンがまともなことを言っている、なんて思わないでください。
変なキノコも食べてません。

何を言いたかったかというと、
よく今までこんな作品で偉そうにしていたし、生きてこれたな、ということです。
プラ板をいじって遊んでいる、図画工作の領域にいただけなのだと。

そしてここがポイントですが、長い長い時間を費やしたけど、そのことに自分で気付けたことがとてもうれしいことでした。

ものごと、要は気付いてしまえばこっちのもの、あとはひたすらいい方向に向けてなおしていけばいいだけです。

次のステップへ向けて少しでも進むことは、最初はたるいけど、もちろん新しいことに取り組むことでもあるので、ドキドキするし、、そして、ワクワクもします。(両者ほぼ同じ意味ですが)


コンプレックスをつくること。

さて、最近良く考えること、何が人間を真の意味で成長させてくれるのだろう。
たぶん、
そんな我々の真の味方は、
ばーん、
コンプレックスでしょう。
逆にこれが全くない人はおそらくどこにも辿り着かないのでは。

札幌にいた頃は、厳しい競争にさらされることもなく、特に不自由なく、というかやりたいことがあればそれなりに謳歌していたと思う。
逃げ道もいっぱいあったし。

ヨーロッパに来てよかったと思うことは、逃げ道を与えずに自分を追い込んでいける環境をつくれたことです。
ドイツ語はやらないと決めたので社会との交流は格段に減り(というか断ち)、
人種的にも少数派のただの一アジア人だし、
社会的地位があるわけでも、明晰な頭脳があるわけでもない。体は小さくて細いし、見かけや服装もぱっとしない。

となるとですよ、もう、ぼくの存在価値というものはぼくがつくった作品でしかつくりえないということになります。
一人の人間がそんなにたくさんのものを得ることはできないし、作品があるだけでも十分すぎるほど十分なのですが。
けん、イコール、作品、という覚悟が少しずつ生まれてきたかのかも。

そして作品制作の中に、その課程に何よりも上質な刺激が隠されている、ということもなんとなくわかってきたので、 刺激を求めてあっちこっちふらふらすることもなくなってきました。

生まれもった物、血で受け継いだ物というのは何の努力もなく手に入るけど、
(だってオギャーと生まれてしまえばいいのだから)それだけに頼っているとそのうち必ず歩みがとまってしまいます。(例えばセンスとか、環境とか、容姿とか)
そういうものをできるだけ捨て去って、できるだけゼロに戻ってみること、
はい、挑戦してみます。

なんていいことばかり書いてますが、もっと根本的なところ、
好物のりたま弁当の醤油がしみていない白いところばかりを残して、あやちゃんに食べてもらってるようじゃだめですね。
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by hecomi-study | 2013-11-14 20:42