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季刊/凹みスタディ

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2009年 12月 24日

髪型の行方

12月23日

短時間集中して制作。作業が雑になってきたところでやめる。
毎日、これくらい要領よくできないものか。

午後2時、待ちにまった買い物へ。今日は服だ。
アニエスベーへ行く。かなり買う気だったが、あまりこれといったものがない。黒い長袖シャツをあやちゃんに買ってもらう。女性ものだがぼくにぴったり。

何軒もみたが、あやちゃんの気にいるコートはみつからず。唯一、プジョーの胡椒挽きを買う。

7時帰宅。あやちゃんはいい服がみつからず、がっかりしている。なにかごそごそしていると思いきや、気分転換に髪を切るといいだした。女性って。

ぼくもかり出され、ふたりでずばずば切っていく。

完成までしばらくかかりそうだ。


みそ汁 お米
野菜うどん
チョリゾーピザ


12月22日

制作。

でも年の瀬だからか、なんだかそわそわして、あまり集中力がない。

こういうときだからこそ、がんばらないといけないのに。

年明けまでは来年4月バルセロナの個展用彫刻の制作。前回バルセロナに行った時、街の凹みを3つ採取してきている。何百個の凹みの中から選び抜かれた精鋭たちだ。どれもいいかたちをしている。

どんなことでもいい。ひとつひとつの彫刻をつくる時には、必ず目標をつけるようにしている。というか言い聞かせている。どんな小さなことでも新しいことを盛り込んでみるのだ。そうすることでマンネリ化せずいつもどきどきして制作できるし、もちろん作品だって発展する。はずだ。マンネリ化時代に思いついた作戦だ。


夜、札幌の美術家、堀田さんから連絡がくる。朝の5時でこれから寝るという。うう、日本の忙しさは半端じゃないな。でもだからこそ、小さな日本がこれだけ世界で影響力を持ち得ている。日本をでるとそれはひしひしと感じる。

堀田さんは絵描き、 来年の4月にハンブルグで個展。前回の個展ではものすごい売り上げを達成し、今回も死ぬ気で作品をつくってくるだろう。

堀田さんにはもう一つ、造形絵画教室の校長先生という顔がある。優秀なスタッフに囲まれ、どんどんおもしろいことに挑戦している。
ぼくが大嫌いな、なんでもアートになる、とか、だれでもアーティストだ、という、日本のなまぬるい流行とは全く正反対の教育プログラムを孤軍おしすすめる。そして評価されつつある。正しい方向の訓練、自分で哲学をつくりだしていくこと、本物にふれて圧倒されること、 そういったことを生徒に実践させている。

ドイツでシュタイナー教育をみてなおさら、堀田教育の方向性がわかった。
すでに、シュタイナー教育の弊害はまわりのドイツ人美術家にもじわじわとあらわれはじめている。気がする。

あまり知らない話しはやめようっと。

とにかく骨のある作品や人間はいいものだ。闘志がわく。そんなこと言ってると僕なんか簡単にけちらされたりもするのだが。

でも、ただひとつだけ、ぼくが人に負けないこと。

ぼくは美術だけできること。

才能がないなら、それを補う努力をできる時間をつくった。

いい作品ができなくても、できるまで何度でもつくり直せばいい。


うん、ぼくに死角なし。



あやちゃんが仕事から戻る。なんと10キロのお米を細腕ではるばる職場から運んできていた。女性って。
ヨーロッパで日本の米品種を育てたもの。がんばるあやちゃんにクリスマスプレゼントだ。
早速食べる。ねばりがあっておいしい。


コロッケサンド
ツナとサラミのピザ
日本米 納豆 揚げときのこと豆腐のみそ汁

by hecomi-study | 2009-12-24 04:06


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