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季刊/凹みスタディ

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2010年 03月 07日

シャバでの小春日と戦利品

3月6日

シャバはいい。買い食いもできるし、いろんな人がいるので気が楽だ。
時々あやちゃんと田舎暮らしの夢をみるが、まだまだぼくは仙人にはなれない。

お気に入りのピザ屋、そして、ケンタッキーフライドチキン。
たまに食べたくなる。そして今しかそれはできない。

今日は、待ちにまった買い物デイ。

ターゲットは決まっている。まずあやちゃんと今日一番の大物を片付ける。
カメラのレンズです。(コンピュータよりたかいです)

そしてプリンタのインク。

次に毛糸屋にいってあやちゃんの仕事のリサーチ。

ずっとほしかった適度な大きさのフライパンをみつける。柄の部分が木になっていてふたりとも文句なし。

オリーブの古木でできた料理用のへら。

アジアンマーケットでそばつゆと、カップヌードル。ずっと健康的に過ごしているとこういうものに憧れる。ぼくだけではないでしょう。

夜、戦利品をながめながらゆっくり飲む。

シャバはいい。

あんぱん ちぢみ
ピザ フライドチキン ハンバーガー
白米 オクラ納豆 水餃子


3月5日

ずっとこういうところでカンズメになっていると人間と話すことがとても新鮮でありがたく思える。朝からオフィスで雑談。

午前中、アムステルダムに本拠地のあるモンドリアン財団の人が来る。
KiKの援助を検討しているらしい。今回はぼくのプレゼンではないので、油断していたらピムがみせる時間をつくってくれた。感謝。

制作。もちろんあまりできない。

フローリス。
2番目の訪問者。すばらしいアニメーション映画をつくっている。美術畑の映像はレベルの低いものが多い気がするけど、彼の映像は格が違う。製作過程をいろいろ聞いてみる。ちょっと前に完成したという、12分のフィルム。丸3年かけた、と聞いて耳を疑う。同時に、だからこのクオリティなんだ、と納得もできる。
日本でも原美術館とかで上映されたそうです。
今度機会があったらみたいからどこでみられる?と聞いたら、
カンヌに来てくれ、という返事。
うん、この自信満々なところ、だれかに似ているな。

ピム。
今日もジョーク大炸裂の彼。
メッペル駅までおくってくれる。
やさしいのか、さぼりたいのか、
なにげなく、もう帰るんでしょ、と聞いたらいやいやまたKiKに戻るとのこと。
わざわざぼくのためだけに。
やさしいのです。


メッペルではベルリンまでのチケットを買えない。しかたないので次のツヴォルという駅で買う。持ち時間は7分。危なかった、けど楽しかった。

次の乗り換えで、シャバにでて最初にしたかったこと。自動販売機のクロケットを食べる。

きっかりオランダとドイツの国境で雨が雪に変わる。
もしかして天気で国境決めてない?

国境で。
数人の警官に旅行の目的は? と聞かれて、
わたし、ハンブルグで、車、2台、買いマス。というフランスから来た黒人。
3万ユーロ鞄にはいってマス、えっそんなに持ってるの。車内騒然。
出してみろ、といわれて出したら3千ユーロだった。かくん。
そんなこと言わなければここまで調べられないのに。徹底的に尋問されている。

10時、我が家着。
あやちゃんも仕事が終わってちょうど家に着く。

あらためて気がついたけどドイツのビールはおいしい。

二人で飲む。

きのこチーズベーコンオムレツ
クロケット パイ
日本の白米 納豆 フォルマーさんのワイン



3月4日

制作、かなりよし。

自転車で10キロくらい散歩。

明日は待ちに待ったシャバに帰る日。
ベルリンに2、3日帰って必要なものを揃える。
久々の和食だって食べる。

そして、とても高い買い物をひとつする予定。お金はずっと用意してあったが2、3ヶ月ふんぎりがつかなかった。

蒸しベーコンエッグ スープ
野菜カレー麺
スモークサーモンのパスタ

by hecomi-study | 2010-03-07 19:17


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