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2015年 11月 24日

たたきかえされた白蛇


11月です。
暗—い冬が忍び寄っています。
ベルリンは緯度も高いし、雪の反射も無いのでこれから3時、4時には真っ暗になります。しかも7、8割は曇り空。
この暗さは本当に人をまいらせます。
この時期のベルリン人はみんな眉間のしわが3倍くらい増えています。(ほんとです)

でもまぁ、のぞむところ。
冬よ、来てみろ、たたきかえしてやる。

(なんて言ってる矢先にアメリカのコンペにたたきかえされました)
(えへへへ、、としか言うことがありません)

10月

ひたすらつくってみる。

はい、何を隠そう、これこそが一番の解決策です。

考えてみればここ何年か、展覧会にせかされたり、締切に追われたりして、
とことん納得がいくまでつくったものはすごく少ない。

ちょっと前につくったのや、ぶん投げてあったのを改めて見てみると、まぁ、これでよく作品とえばれたものだ、と恥ずかしくなる。(最近こう思えることが多い)
時間に追われてちょいちょいつくった感がまるだし。
これじゃ、勝負できないよね。
先月に続き、いろんな課題が出ます。

○締切があるからではなく、自分の内側から湧いてくる欲求でつくる、
○妥協しないで最後までつくりきってみると何がみえるのか、
○つくりたての頃は頭に血が上っているけど、それでも客観的に見る、

今はこの辺に挑戦しています。
時間はかかるでしょう。
悩むでしょうし、
鬼や蛇がでるかもしれません。
でもこの冬は締切をつくらないで欲しい、とあちこちに根回ししてあるし。
歯医者さんに歯茎がよくなっていると褒められたし、
冬ごもりの準備もできたし(部屋の模様替えやなにやら)、
どんぐりもいっぱいためこんだ。
あとはただつくってみよう。

(春になってずっと冬眠してたの?、と言われないようにね)
(あと隠したどんぐりを忘れないように)


さあ10月の嬉しかったこと、
日本から帰ってつくってみた作品群をハンブルグのみきさんとあやちゃんに見せる機会があった。

自分のなかでは会心の出来だ、と思っていたのが2個くらいあったのだけど、
いやー、見事わかってくれました。
特にあやちゃんの賛辞はとても久しぶりに聞いた。
(「わたしは褒められて伸びる子なの、」と自分への賛辞は強要するくせに)

ともかくっ
今までとはひと味違う、
次へ向かう予感。



まんぷく太郎くん、とかいろいろなあだ名があったけど、
上下真っ白のフリースパジャマを着てウロウロしていると、
あだ名が白蛇さんになった。
まあいいや、と過ごしていたが、そのうちあやちゃんは白蛇の夢をみたんですって。
本人は、縁起がいい、と張り切っているけど、
10月の初めに彩ちゃんの両親と山口県の錦帯橋に行った時に見た白蛇が印象に残っていただけなのでは、、。
(でもとてもそんなことは言えません)
うん、いいことありそうだねっ、と言ってあります。



フードミキサーが壊れる。
(数年前、父がベルリンに来た時に買ってもらったやつ)
えー。それにしても、
ドイツ製、だめだなー。
だらしねーなぁ。
ま、かなり無理をかけたのが悪かったのかな。
(マージャンで負けてあやちゃんと大ちゃんにさつま揚げをつくってあげるはめになったのだけど、その時、大量のタラのぶつ切りを強引にすり身にしようとしました)

白蛇効果いまだなし。








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# by hecomi-study | 2015-11-24 01:07 | Comments(0)
2015年 10月 17日

イカとハリネズミ


ビューティフルセプテンバー。

いやー難しい月でした。
なぜかって?

普段使っていない頭をいっぱい使ったからです!

本当にたくさん考えることができた。
二日酔いにも良く耐え(同情の余地無し)、ちょっとずつでも進められたんじゃない?

今回は個展として発表した作品群を
何度も冷静に客観的に見ることができた機会になった。

いつもだったら搬入してオープニングに出てすぐベルリンに帰る、、というのがほとんどだったので、なにしろ自分の作品が展示されているのを長い期間みることはあまりなかった。

今回札幌でいやでも自分の作品を3ヶ月にわたってみせられると、
いやーいろいろ出てくる。

まだまだちゃらいし、
なんといっても自分の手癖(悪い意味)によって作品がガチガチのバランスになっている。くせと造形を混同しちゃいけないよ、けん君。

なぜなら、
一たたみずつ同じ集中力を注ぎ込んでいるから。だと思う。
自分の哲学を押し付けすぎているから。だと思う。
もちろんそうやっていくと自分としてはほぼ納得いく形になるけど、
それと見る人の心が動く形というのは少し違うのかもしれない。
見る人に、入りこめる余地みたいな、余裕みたいな、余白みたいなものを感じさせられないと。

人間の脳になんかは限界があるんだから、、、と凹みの力を借りてきたけど、肝心の造形する方ではすべてをコントロールしながらやってしまっていた。のかな。
徹底的に畳みこむことで、みえてくるものはもちろんあったけど、
今、これからはもう一段のぼらないと話しにならない。

コントロールしないことをコントロールしていく。

まあ、言うのは簡単だけど、いろいろやってみましょう。
気付いてしまえばこっちのもんです。


爆走するハリネズミくん。
これは夏に購入した札幌の作家、瀬川さんの作品にインスパイアされ、
この形を凹みでつくってみよう、と思い立ったやつです。(もちろん本人には許可を頂きました)
この挑戦に選ばれた栄えある凹みは、、、
ちゃかちゃん!
オランダの田舎に滞在している時にみつけた白蟻がつくった凹み。

凹みの形を、ある目標とする形に、限りなく近づけていくというやり方。
折り畳みながら最終形を見出していく従来のやり方とは進め方が全然違う。
そして、今までとは違った深みのある、ぼくの手癖に染まっていない、
何か可能性を秘めたものが出来上がってきました。

でももう少し進めて、

さらにブエノスアイレスでみつけた碇型の凹みと組み合わせてみた。
ら、
してやったり、
イカ大王のおでまし。(本当にイカみたいなのです、写真は撮っていないのでみせられませんが)
いろいろな角度に回転させてみると、、、
ハリネズミが爆走しているようにみえた。

こういった凹みコンビネーションというのも初めてやってみた。
でもでもいくらなんでも、まだまだ試作の段階なのでもう一度切り離しておいた。

9月下旬、本郷新記念札幌彫刻美術館での作品搬出。
あやちゃんもいないし、どうなることか、、
と早め早めに準備をしていたので、とってもスムースに進む。
僕一人でもやればできるんだ、という自信を持ちました、笑。

2日目は日本通運の方々も手伝ってくれたのでものすごいスピードで終わる。
す、すげぇ。

いろんな方の応援で、もらわれていった凹みたちがいたし、
とても意義のある3ヶ月でした。簡単に比べることはできないけど、得た課題の量からすると今までのベストでしょう。
いまさらだけど、自分がふだん気がつかないだけで、いろんな人に応援、期待されている、ということを知る。
ほんと、いまさらだけど。
(ちなみにベルリンにいるときは自分は一人でやっていると思い込んでしまう時もありました、甘えもいいとこです)


10月、宇部ビエンナーレの授賞式と開会式。
会場のときわ公園は本当に盛りだくさんなところで一日じゃ足りないくらいいいところです。動物園、植物園をみたり、湖を一周してみたり、北海道やベルリンとはまた違う動植物を見れたので大興奮でした。(今のところ日本の公園ランク1位です)(ちなみにぼくというもの、北海道以外の公園はほとんど行ったことがありませんのでかなり眉唾ランキングですが)


さていよいよ、、
肝心の賞の方は、、、
ちゃかちゃん!
見事逃がしました。
とてもくやしくてがっくり。がっくり。

でも一応男の子なので泣きませんでした。(ちょい嘘)
最善は尽くしてきたと思っていたけど、
ただただ作品にもう少し力が足りなかったかな。
まだまだです。
だれもが自分のつくったものには熱い想いを持っていますが、
その熱さは時に自作を客観的に見れなくもします。(見れていなかった)
熱く、でも冷静に客観的な視点を持つ、ということを知れたのが一番の収穫です。

そしてこういう機会があって、自分の作品のもろさ、今後の課題も見えてきそうなので、そこも糧になるかな。
というかそこをちゃんと糧にできない人間はいい美術家にはなれないだろうと思います。

素敵な人達にも出会えたし、そういう人達に将来いいものを見せられれば、それで大丈夫なのかもしれません。(でも時間はかかるので覚悟しておいてください)

まぁとは言っても、それでも、まだ到らないところもあるけども、
誰が何と言おうと、今回出品した彫刻が大好きです。


下が出品彫刻。
美しい秋空に(かなり)救われた感がある写真ですがお気に入りの一枚です。
a0144713_222976.jpg


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# by hecomi-study | 2015-10-17 02:24 | Comments(0)
2015年 09月 19日

15号

9月です。

8月何があったかな。
あまり、制作に集中、という感じではなかったけど
こういうのはしょうがない。

宇部ビエンナーレの搬入。
そう、なんとも見事な縁で台風15号と会ってきました。
福岡着の飛行機は無理だろう、ということで急遽神戸着に変更。
飛行機は飛んだものの、恐ろしい揺れ、一緒にいった真吾くんともども、足をつっぱりすぎて、足がつったほどでした。
こんな揺れは経験したことないし、ぐったり疲れて新幹線へ。
それも広島までしか行かないとのこと。(線路に木が倒れたらしい)
広島で降ろされたものの、何万人もがホームでいつくるかわからない新幹線を待っています。
こりゃ、らちあかねぇ、ということで
ローカル線を乗り継ぐことにしました。
えっちらおっちら進む電車も、ついに徳山で完全にストップ。線路に木が倒れたらしいです。
バスもないし万事休す。
最後の手段は個人タクシーを探して宇部までの値段交渉です。
けっこううまくいき、格安で宇部まで到着。
疲れたけど、それはまだこの旅の序章にすぎなかったのだ。

2日目、思いだすのもおぞましいハプニングが。。。。
(ここまで書いたけどハプニングの内容は省略します)(いいとこなのにすみません)

持ってきている制作工具、機械類はほぼゼロ。
何度も事務局の方にホームセンターをまわらせてしまいました。
この日の午前中に搬入を終えてすぐ帰る、、、、つもりがスムースに組立が進み始めたのはその次の日の午後でした。

ぼくができることはとにかく真吾くんが仕事をしやすいようにすること。
でもほんと二人で力と知恵を結集して少しずつだったけど進めることができました。

そしてついにその時は訪れました。
最後のネジを締め終わって、、、
完成。
a0144713_10213058.jpg

こんな嬉しいことが今まであったかな。
事務局のみなさんも心から祝ってくれました。

ほんと、真吾くんにはかけがえのない感謝と、一緒に乗りこえた友情を感じました。
(夜一緒に飲んでるとすぐ女の子のいる店に行きたがるというのが玉にキズですが、笑)(ちなみに超がつくイケメンなので、我こそはという方はどうぞ)



8月中旬、ある公募展に凹み軍団最強の刺客を送り込みました。
なんともいえないいい形ができた、と手応えも感じていました。

が、がなんと(めずらしいことではありませんが)、、、その最強の刺客が見事、ばっさり斬られたことが最近発覚。
めずらしくその日は一日がっくり。(前の日に飲み過ぎたというのもあるけど)
いやー、もっといいものをつくらなきゃ、とただただ思えます。

なかなか落ち込みが癒えないので、いつものジョギングコースで気になっていた凹みのトレースへ。
みごとゲット。
思っていた形とはすこし印象が変わったけど、何かありそう。
どうか新しいことを僕に教えてください。

気分が落ち込んでいる時こそ、人には本物の自信が必要で、その本物の自信というのは自分自身を前に進めることによって自分でつくりだすしかないのです。(ニーチェ自伝より)(うそです)


ワークショップ。
嬉しいサプライズがあったり、(お世話になっている社長がきてくれた)
参加者から曲げどころかまるめるという新たなヒントを得たり、果てには、透けるというもっと新たなヒントまで。
みなさんとても優秀でびっくり。
ちょっと油断してると
お株を奪われることになりますぞ。

注: ホームページ、古い作品も足しました。
いかにチョロかったか、でもいかに少しずつでもどこかに向かっているか、
がわかると思います。

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# by hecomi-study | 2015-09-19 10:23 | Comments(0)
2015年 09月 03日

桔梗


8月です。

ものごとも落ち着き始め、気持ちよく過ごせています。

ヴィザ、
ふぅ、ヴィザについてです。
ドイツにEU圏以外の外国人が住む時には、この滞在許可が必要になります。
こいつがまぁめんどくさい。

ぼくなんかは凹みバブル(そういうのがあった。ふぅ)の頃に面接があって、けっこうすんなりと永住ヴィザをもらえたのだけど、
彩ちゃんは逆でとても苦労しました。
こじれにこじれ、パスポートを取り上げられたり、
ベルリン市 対 彩ちゃん、という仰々しい裁判もやったほどです。
4月にあった面接でまたややこしくなり、彩ちゃんは日本行きの旅程を変更、ぼくは新規のチケットを買い直し、1週間だけドイツに戻るというむごい仕打ちとなったのです。

さて、面接が始まり、、、
ん、なんだか雲行きが怪しいぞ、、
あちゃー、
でも、なんとか、盛り返してきたかな、、
おお、もしや、うまくいくかも、、
(その面接の間、若い担当の女性は生の人参をずっとぼりぼりかじりながら、僕たちと話しをしています。本当です。)

でも最後にはまた、2年分のヴィザをもらえました!
よかったードイツ人だいすきー。
全て水に流すよー。

一度家に戻って興奮を落ち着けてから、近くのビアガーデンに繰り出してお祝い。一番好きな桔梗の鉢植えもゲット。
いい日でした。

次の日、日本へ。
今回は日本に持っていく凹みがあり、どうしてもふたつの預け荷物があったので、空港のカウンターで案の定、追加料金を払うことになる。これはもうしかたがないことなので払おうと思っていたが、支払いの機械がうんともすんとも動かない。数十分カウンターの人もいろいろ試していたが、結局さじを投げ、
もう、いいわよ。運んであげるわ。ということになる。

うわーラッキーだな。でも、これからいろいろあるのに、こんなところで運を使っていいのかな。。


それはそうと最近、あやちゃんがホームページを新しくしています。
少しずつですが今まで載せていなかったものを加えています。
自分のやってきたものを、こうやって一覧でみれるのは感慨深い。
でも、まだまだもっと追求できるな、とも思えます。
よくなる可能性があるだけでありがたいです。


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# by hecomi-study | 2015-09-03 07:35 | Comments(0)
2015年 07月 19日

凹み舟

夏です。
7月中旬現在、1週間だけベルリンにいます。
街自体、日本にはない時間の流れ方をしています。
(よくいえば、リラックス、悪く言えば、タラタラ)
でもこれはこれで居心地のいいものでした。
タラタラと仕事を片付けています。


7月11日には無事に個展も始まり、さぁ、あとはやりたいことをやるぞ、
ということもなく、
次は待ちに待った宇部ビエンナーレ用の彫刻です。
しばらくは制作してくれている会社へ通う日々です。
もうすでにかなりカタチになってきていて、ただただ、かっこいいの一言。
黄色になったことを想像するとワクワクします。
そして制作会社、図面設計会社の社長二人の男気と応援には本当に感じいりました。
後は進むだけ。



個展搬入
メインの彫刻用に足場を組んでもらい、天井にはアンカーを打つ。
が、ぼくの勘違いのせいでみんなを振り回してしまいました。
これだけ謝ったのも久しぶり。

いよいよメインになる彫刻を宙に吊る。
えっちらおっちら5、6人がかりで少しずつ持ち上げていく。
その舟のような形がようやく浮いたときは、進水式のような気持ちがして感動でした。
a0144713_190228.jpg


その他の作品は搬入に特別長い時間をとってもらったのでゆっくり、じっくりと搬入できる。
オープニングの何日か前には余裕を持って展示が終わったのもいい兆候です。
締切にはしっかり余裕を持たせる、というプロ意識をもつことを常々心がけてきましたが、こういう時(自分にとって最重要な展示)にもぶれなかったのは必ず自信になります。


オープニング
こういう時はせっかく来てくれた人ともなかなかゆっくり話せない。
だから、お披露目はしてみたもののあまりその反響はわからない。
自分の中では現在の力は出し切れた。
でも同時に、ただ素直に、まだまだ大きい世界では通用しないな、とも思えています。
もっといいものができるはず、もっといいものをつくりたい、その気持ちだけが美術家にとって唯一の救いになるんだろうな。さもなければそこには、恐ろしーいものが待っているのです。


メインの彫刻、
人によっては龍にみえるらしい。
というか周りの女性は大半がそうだった。
日本昔話の見すぎじゃないだろうか(笑)。
ちなみにぼくにとっては舟のような形かな、
舟と言っても戦艦ぽいやつです。
でも、どちらにしろ水に関係しているところが不思議です。


父の家の1階を埋めていた彫刻群。
人間たちは隅っこの方で生活していました。
父も黄色で目がチカチカしてたんじゃないか。
それらが全部、美術館に運ばれた日、父はまず掃除機をかけたそうです。
うーん、凹みとは言っても、そんな汚いものではないのだけど。


5mの彫刻を5mの部屋でつくること。
字面でみるとまぁ、そんなもんか、という感じだけど実際やってみるといろいろ計画を練らなくてはいけない。人が入れるすき間もせまいし腰が危なかった。丁寧に筋肉をケアしました。


次への企み その1
個展の準備中に湧いた企み。
ある日、ぼくの彫刻をあやちゃんがいじっていた。
ぼくの中でこの彫刻はこう置くというのが決まっていたのだけど、
そんなことも知らない彼女は自分なりに、いいように、上下勝手に立たせていた。
へーこんな立たせ方もいいねー、なんて思っていたが、あれ、なんだか気になる。気になるので居間の一番目立つところにしばらく置いといてみた。
何週間か置いといたのだけど(もちろん邪魔です)、見るたびに発見があったり、バランスが絶妙だったり、愛嬌があったり、全然飽きてこない。むしろどんどん気に入っていく。
あちゃー、これって実は、もしや、、
めちゃくちゃいい形ができちゃった、ということが発覚する。
大きさ、素材抜きに考えれば今までのベストだと思う。
いやー、こういう感じでできちゃうこともあるんだ。

しかも、ある意味固執したぼくの集中力と、あやちゃんの自由な発想を両方備えたところも気に入ったぜよ。(一人で両役こなすのは至難の業なのです)

というわけでこれに最適な公募展へ最強の刺客として送り込みます。


次への企み その2
春、日本に来る前から準備していた企み。
ぼくが出たい出たい、と思っている彫刻の展覧会に、
頼まれてもいないのにプレゼンをするのです。
待ってたって、いつまでたっても声はかからないしね。(もういやっていうほど経験済みです)

そんな中、ハンブルグのみきさんが企画側(ちなみにドイツで知らない人はいないえらーい人)に僕の作品を紹介する唯一のチャンスをとりつけてくれる。急だったけど、一番大事な彫刻の模型とその写真はもう撮ってあったので資料をつくるのも早かった。
さぁ、どうなるかな、吉とでるか、大吉とでるか。


6月。
すっかり籠る日々。

これだけ時間をかければ、どんなことでも少しずつは進んでいく。
あやちゃんも札幌滞在での大仕事、100数パーツ(1m前後)を切り抜く、という苦行を無事に終わらせてくれた。

あとはバトンを受け取ってしっかり終わらせていくこと。
7月の個展のメインになる彫刻は札幌、茨戸でみつけた凹み。
この形をどうおもしろくできるか、というところで去年のうちから熊谷さんからアイデアをもらっていた。
その名も、ジャバラ作戦!
マジックハンドみたいな構造で、シャカシャカシャカと横に長い凹みが縮まっていく感じです。

いよいよ仮組み。
こうで、ああで、これで、、、、
うわ、全然だめだ、とてもじゃないけど12mのものを家では畳めない。
というか全体をみれないので考えられない。

ということで急遽3分の一、4mの模型用オブジェクトを彩ちゃんに切り出してもらいました。
これが見事的中、
それからというもの、
けんはじっくり自分の形を探せましたとさ。









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# by hecomi-study | 2015-07-19 19:00 | Comments(0)