<   2016年 10月 ( 1 )   > この月の画像一覧


2016年 10月 31日

ミツバチ事変

さて9月。

さあ、アペルドールンへ。
全ての作品の準備も余裕を持って終え、
最後の何日かは、次の作品をつくれたくらい。
こういうのはいい傾向です。


けん、あや、いつもの夜逃げルックで電車に乗る。
今のご時世に、怪しい大きい箱を運んでいるのだけど、特に問題はなかった。
アジア人でよかった、中東の方々はただ乗ってるだけでいろいろチェックされたり、警察に囲まれたり、とても大変そうだ。心が痛みます。


CODAミュージアム着。
それにしてもすごい美術館。
かっこいいなー、こんなところでみせられるところまで来たんだ、と思うと誇らしいし、感慨深い。

搬入、
くたくたになったけど、
たぶん今までより一歩進められたかな。
展示の下手さ、というずっとあった課題を少しだけ乗りこえた。

あと、美術館所属の照明のプロ、
彼がぼくの作品を理解し、さらに魅力的にみせてくれた。
こういうのもコラボレーションと呼ぶのでは。

ここまでかっこいい影は想像できなかった。

a0144713_18245383.jpg


うまくいったご褒美に、
次の日はノーモアアート!!

猿動物園へ。文字通り猿しかいない、でも広大な土地にとてもいい環境でたくさんの猿が暮らしている。

けん、あや、お互いに、「あっあそこにけんちゃんがいる」とか、「こんにちは、あやちゃん」だとか言って、けなしあう。

帰りは山道を歩いて帰ってきたのだけど、青い鳥もみたし、超ごきげんでした。

オープニング

となりで展示しているおっちゃん、
ルクセンブルグからきているジョーは、日本の工具オタク。
ナカニシ、ナカニシは知ってるか。あそこのリューターはモーターがすばらしいんだ、とかなんとか。あまりに喋りがうまいので、今度日本に帰った時には一本買おうと思う。(その後調べたら、数十万円もするのであきらめたとさ)

でもなんだかとても気が合う、というか相性もいい。
素敵な魅力のある人だ。

すっかり打ち解けあって軽口を叩いていたけど、
何年か前のベネチアビエンナーレとかに招待されている、立派な作家だということが発覚する。

せっかくオープニングの後に飲みに誘ってくれたんだけど、
そこに来ていた彼らが所属するアムステルダムのギャラリストには閉口する。
あんたらには興味ないよ、的な露骨な雰囲気。(こっちこそまるっきり興味ないんですけど)

ぼくは彼らより長くこの街に滞在していたので、お薦め飲み屋を紹介したのだけど、無視。この日は年に一度のビアフェスティバルだったのに!!

ぼくなんかは、ボサーと飲んでいるので気がつかなかったけど、あやちゃんは、一緒に飲んでるのに最後まで眼も合わせてくれなかった、と
けっこう怒っていました。

僕らだけはできるだけ公平でいようね、といつも思っています。



次の日、
アムステルダムで
あやちゃんの両親と合流。
ロッテルダム泊後、
ミリアムの車でレーウワルデンへ。

なぜか、現在ぼくの凹み彫刻はこの街の司法省ビルやオランダ国内3美術館でみることができる。という偶然が重なった。小さいの一個だけの展示、というのもあるんだけど。
あやちゃんの両親が、けんはすごいやつだ、と勘違いしてくれれば、願ったりかなったりです。
今のところ、娘を返してくれ、とか言われずにすみそうです。

オランダが誇る国立公園で一日自転車でプラプラしたり、
バスで近郊の田舎に足をのばしたり、
夜は夜で毎日豪勢に食い倒れ。

6日感に渡って4人であちこち遊び回り、
たっぷりごちそうにもなって、
二人ともつやつやになってベルリンに帰ってきました。
癒されます。
ありがとうございました。


ミツバチ事変。
けん、リンゴショックのあおりでミツバチにさされる。

どういうことかと言うと、アペルドールンで滞在していたお家にはすばらしい庭があり、そこにはミツバチくん8万匹用の巣箱がある。もちろん、おいしい蜜を蓄えていて、ぼくらにも一瓶分け前があたった。

僕は変な話し、働き者の彼ら蜂全般が大好きで、機会があれば観察している。
例にもれず、その日もジェラルドさんに、暗いから無理だよ、と言われてるのに、観たいみたい、と我がままを言い、巣箱の前に陣取る。
彩ちゃんはと言えば、ホストのマルヤさんにねだって、庭になっているリンゴやプラムを採っていた。テンションがどんどんあがっていく彼女は、その収穫物を(青いりんご)ぼくにくれようと、誇らしげに差し出してくれたのだけど。。
暗かったのか、なんなのか、勢いあまり、あらぬ方向へ放ってしまった。
そして、、なんんんと運悪く、そのりんごが、ころころところがり蜂の巣箱を直撃。
「蜂が興奮するからそういうことしたらダメだよ、」
とそのリンゴを回収しようとした僕の手に、このやろう、と蜂がこらしめの針を一撃、二撃、

えー、なんでおれ、俺が悪いのー?
ハチとあやちゃんがグルになってひどい仕打ちだ、、、
なんて不満も言いたくなったけど、
ジェントルマンは妻にそんなこと言わないんですって。

仕方がないから言葉を飲み込む。
ぼくの人生、ハチ族にはかなりひいきめにしてきたのに。
ベルリンにいる時は、何匹かの迷い蜂を家に持ち帰り、はちみつを飲ませて元気にして飛び立たせてるし。

なぜかよく巣を見つけるのだけど、駆除されたらいやなので内緒にしておくし。

はちみつだって、あやちゃんほどは食べないし。
レモネードだってはちみつ抜きでつくってるし。。。
(これは嘘です、ハチミツ抜きのレモネードって、、レモン汁じゃん)

でも一転、
蚊一族にはとてもきびしくあたっています。
一度、家の中でみつけたら、とことんまで探し抜き、倒します。
必ず倒します。
これも体質上、蚊にさされると、ひどいことになるからなんだけど。
オランダの田舎にいた時は、あや、姉、甥に来るべき蚊を僕の体ひとつで引き受けたこともあり、
(ただでさえ刺されやすい体質なのに、飲んだくれ、暑いから裸でうろうろしていた)
しっかりと蚊の産卵に貢献してきた。僕がいれば蚊族に少子化なんてないだろうに。

昨夜なんか、季節外れの蚊が迷い込み、真夜中だったけど、あやちゃんが自分の顔とかをピシャピシャたたいてるし、
ぼくも出来れば寝ていたかったのだけど、彼女の血を吸うやつは許さない、と奮起して立ち上がり、最後には成敗してやったのだけど、、その誇らしいつぶした蚊を見せようと彼女を起こしたのが間違い。

うるさい、まぶしい、もういい、と怒られた。
そりゃそうだけど、、

女性って。









凹みスタディ 公式ホームページ
kenichirotaniguchi.com
[PR]

by hecomi-study | 2016-10-31 18:27 | Comments(0)