月刊/凹みスタディ

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2014年 08月 13日

ぼくの塾

8月です。

今はパリ、
なんでこんな普通のパンとハムがおいしんだろう。
なんて言ってもベルリンに帰る途中のただの乗り換えで空港に缶づめなだけなんです。

ちなみに自分の行きたい街は凹みで行く、と決めているので
今は我慢。
いつかなんとかチャンスをつかんで自力で来るつもりです。
一生来れなかったらそれはそれでよし。
世の中には縁のないものもたくさんあるさ。

そういえば誕生日、
迎えました。
もう欲しいものもないしなんにもいらないや、
ということになっていたが、意外にも嬉しい話しがあった。
あいかわらず、負けも多いけど、誕生日プレゼントにしてはもったいないくらいです。(何も書かないのも思わせぶりで失礼かな、、要はお金の話しです)

さて、なんとか水面に顔を出せつつも、
制作の方はぐいぐい意欲が湧いています。
魚は泳ぐことでえら呼吸している、って聞いたけど、
美術家も同じ、つくることで生きながらえているのです。


つくらないブタはただのブタだ。
(そりゃそうだ、ブタはどうしたってブタだ)

つくらない美術家はただのブタだ。
(そりゃいいすぎだ)(それだったらぼくだって半ブタの頃があったし)

つくらない美術家はただの美術家だ。
(こんなところで落ち着くのだろう)



7月箇条書き

何度か設置彫刻の打ち合わせ
いろんな方の心意気に触れる。
みんなかっこいいよな。
男気あるよな。
迷惑かけたくないな。

KBP
きつない、びっくりパーティーの略。
北海道で挙式ができなくなった、友人きっつをびっくりさせるため、
ぼくがひとはだ脱いだ。(うそです、たけ、のぶ、あにに全部やってもらいました)
誰がなんと言おうと会心の出来。
今までほんとに世話になったから少しは返せたかな。
(京都のきっつんちに泊まって素っ裸で新品買いたての布団に寝たり、
大阪の展示搬出をわざわざ京都から後輩もつれて手伝いに来てくれたのに、
なんだか切羽詰まっていたぼくは、もういい、帰れ、とどなったり)
まぁ、奥さんを困らすことがあったらひどいめにあわせてやろう。


あやちゃんはドイツへお仕事に。
けんは茨戸へ凹みをはめ込みに。
いろんな方に応援に来てもらう。
太陽の陰り待ちで時間を食うが、完了。

熊谷さんのいいアイデアも教えてもらったしこの凹みは大事に、大切に育てます。


伏見稲荷の石段の凹みはめ込み
甥っ子のきみくん、山田くん、山田くんの弟さんに手伝ってもらう。

藻岩、界川源流の凹み
手強い凹みでしたがなんとかトレースできる。
来年の展示に向けて続々と、いい凹みが集まっています。
それにしてもきみくん、2時間もよく我慢したね。
おっさんがみせられるものはこんなものぐらいです。

ごきげんで山を下り、車へ。
と、、暑さのせいで車の中が50度近くになっていて、なんと午前中にはめた伏見稲荷の凹みプラスチックがぐにゃりと反ってしまっていた。
どうやっても戻らないし、(戻るわけもない)しばし落ち込む、
も、あれ、今までこういう曲面をつくったことはなかったっけな、そのきっかけになるのかも、おもしろいかもよ、と思い直し、またごきげんになる。
こんな人間は楽でいいです。



待ちに待った授賞式の日、
美術館の方たちがこんな演出を、、、
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これです。


そして何日か後、
姉からのお祝いは
三ツ星レストランでのすばらしい昼食、
そして、
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これです。

なんという偶然、
そして
凹みなんてかたぎじゃないことをやっている人間に、
こんなにもやさしさを与えられるものですか、
いや優れた女性はすごいです。

でかいです。

でもね、
男にしかできないこともあるのかもよ。
そう思うならそれをしっかりやりなさい、

はい。


札幌国際芸術祭
自分なりに新しい挑戦ができて、納得のいくものもできた。
こうやって少しずつ、自分の限界をひろげていくしかないのかも。
それがわかったのもうれしい。


あやちゃんの掃除
いやこの人すごいなって心底思えました。
展示場所の掃除は気をつけてやるようには心がけてきたけど、
何日も前からそこまでやるか、というやりっぷり。
最後には突き抜けてすがすがしさまで感じてしまった。
ほんとうの応援ってこういうことなんだろう。

よって
第1回凹み賞をここに授与します。(とても権威ある賞です)
パチパチパチ。

副賞として、
庭で採取した桔梗の種
ドイツでは手に入らないおつまみ大袋
ベランダで焼く、焼き鳥

そして、なんと!
「Easy Jet(ヨーロッパの格安航空会社)で行く、秋のバルセロナ-アート三昧紀行」
をプレゼントいたします!
詳細
定員/一人、閉め切りました
添乗員/ 自宅から同行します。いやでも常に同行するので、スリ、ひったくりにも安心、即対応!
ホテル/ 地元の生活を味わえるホームステイ!(FCバルセロナの試合日は荒れます)
食事/  安食堂、安バールで気分は地元っ子!
アート/ ひとつのギャラリーに密着、個展開催までのドラマを堪能できます!(注。実際に全作業に参加してもらいます)
オープニング/ 飲み放題、話し放題プラン
市内交通/ 徒歩、もしくは地下鉄かトラムを乗りこなしましょう!
荷物/ 彫刻があるので少なめに、化粧品、装飾品などは極力さけてください。


いやぁ、いいなぁ、こんなツアーに参加してみたいなー。



さて、

札幌での個展 凹みスタディ#28
おかげでとてもいい展覧会になりました。

世界中をみまわしても、いいギャラリーというのはたくさんある、そんなことは嫌というほど知ってます。
だけどです、
会期中に作家の背中を的確に押して一歩踏み出させ、(おかげですげぇ凹みを4つもみつけることができた – これはある意味奇跡に近いことなのです)
美術との向き合い方を根本的なところからもう一度考えさせ、
さらに今後の高い展望をお互いの話し合いのなかで明確にし、
そのうえそのドキドキを自分のことのように共有してくれる、
そんなギャラリーがいったいいくつあるだろう。

ここでやる意義、を知っているぼくを幸運に思うし、誇りに思う。

勉強とかじゃ身につかない、もっと大事なことを一緒にみつけてくれる、
塾のようなところというのがしっくりくるのかもしれない。

はい、確かに塾長は怖いけど、、(笑)


ここに第2回凹み賞を表彰したいです。




凹みスタディ 公式ホームページ
kenichirotaniguchi.com
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by hecomi-study | 2014-08-13 04:56 | Comments(0)