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2013年 01月 03日

充電完了

あけましておめでとうございます。

今年も皆様に凹みが訪れませんように。
でも僕にはいい凹みが訪れますように。

さて今年の抱負。

去年よりももっと、
いい彫刻をもっともっと、
これは大前提ですが、
そこにもうひとつ加えるなら、
迷うことなく、
「人にやさしく」
にします。
ぼくが生来持っている、頑固さ、生意気さ、勝ち気さ、そういうものは美術家としては必要不可欠なものです。
でもそういうものも悪い方に転べば、他人はもちろん、最後には自分の足を引っ張ることになりかねません。
常に、、とは言わないけど、
大事な局面では謙虚であることが、自分の彫刻の至らなさを気付かせてくれるし、(謙虚なくして成長ならず)(なーんて今考えました)
他人にやさしくすることで、
心を他からの何かによって波立たせずにすみ、結局は自分がより集中できる環境をつくれると思う。
真の意味での自身の成長は、結局、自身の中でしか成し遂げられないんだろうな。

武豊、とかメッシのような超人たちは、他者と自分を比べたりはしないそうです。(たぶん村上春樹もそうだろうな)
昨日の自分、先月の自分、去年の自分であったり、常に、以前の自分より一歩先へ、という人達です。

そういう人間になりたいです。



銀の石通り(Silbersteinstr)、その凹みの全貌がやっと明らかになる。
あやちゃんもぼくもその作業過程を考えると吐き気がしました。
5月のハンブルグでの個展で発表されます。
下はそのトレースをコンピュータに取り込んだもの、幅は12mくらいです。これがぼくの書き初め。
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12月23から27日 スウェーデン行き

朝の飛行機でスウェーデン、ストックホルムへ、
バス、電車を乗り継ぎ、カールスタードという街へむかう。
ドイツに来て7年くらい経つけど、初めての仕事抜きの旅行。

道中、日曜日なのでチケットを買えず、ユーロもスウェーデンクローネに替えられず、というハプニングもあったが、
なんとか無事に到着。圧巻だったのは前日につくっておいた裸の大将に出てきそうな巨大なおにぎりをあやちゃんが3つもたいらげたこと。
寒いとそれだけでお腹がすく。

カールスタード中央駅に迎えにきてくれていた姉の車で一路、スウェーデン人家族から借りている家まで。平屋で広く、居心地がいい。そして何よりもTシャツでいられるほどあたたかい。

まずは飲む。
プレゼント交換。
姉はこっちでふたつルクルーゼの鍋を買ったが、来年日本に戻る時にはベルリンに置いていってくれるとのこと。一生ものの財産です。

今回の滞在ではお世話になるかわりにできるだけ、料理を多めに作って冷凍しておくことがけんあやのミッションだ。慣れない場所で一から料理するのは姉や父にとってけっこうしんどいことだろうし。

ぎょうざ ミートソース ボルシチ 唐揚げをつくる。

その他はきみくんとそり遊びをしたり、鳥の餌付けをしたり、夜はとにかく飲んだり。
将棋、チェス、囲碁、などもたくさんした。

こんなにのんびり遊んだことはこっちに来てからなかったな。

27日、あっという間にベルリンに帰る日。
きみくん、氷ですべって頭を打つ。
姉が裸の大将おにぎり鮭入りを持たせてくれる。



ここで12月箇条書き

ミリアムのベルリン上陸。


あやちゃんが働く職場でのクリスマス会にお邪魔する。
圧倒的な作品生産能力。世界を相手にするためにはここまでやるのか。
めまいがするくらいでした。


研磨ディスクがくるくるまわるマシンの購入。
質はもちろん、少しでもスピードをあげられるのなら。


友人に不幸があった。
ぼくには何も言うことができませんでした。

あやちゃんの両親から箱が届く。
娘への愛情がぎっしり入っていました。
ぼくもそれにあやかっていい年末年始を過ごしました。

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2012年を振り返る。
今年は僕なりに走ってきたつもりです。
何年かかけてやってきた、4つの大物がかたちになりました。
小さな展示にもしっかり力を入れることが出来ました。
ブエノスアイレスではみごと玉砕しましたが、それなりに楽しかったし、得るものもありました。
今振り返っても、それなりに文句のない一年だったかな。


ぎゅっと密度と強度のある、勝負彫刻、を目指してこの2、3年つくっていたけど、この12月に入って余裕が出てきたのか、気張らずにいい意味でちょいちょいとつくれた彫刻に良さを感じることが出来ている。

そういういい意味でのドローイング的、習作的な彫刻ももっとぽんぽん出来ていかなきゃね。

なぁんて、いいこと言って、実は今、やらなければいけない強大な凹みから逃げているのです。

未だにその全貌がみえていないやつです。
今はトレースした際の線を修正しているところですが、これまた途方もない量。まぁ、少しずつやりますね。


ポジフィルムの整理をしていたら
昔の凹み作品群が出てきた。
なんともお粗末な作品だ、こんなのでよくえらそうにしてたな、と思う。
でもじっくりとみていると、まあこれがあってまだ未熟だけど今の僕がある、という気持ちになる。
というか、なろう。
ぼくのやってきたことに僕自信が誇りを持ってあげないで、他にだれがそうしてくれるだろう。

ゆっくりとだけど歩いてきて、今、この12月、久しぶりに後ろを振り返った気がする。
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by hecomi-study | 2013-01-03 02:44 | Comments(0)