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2011年 02月 25日

犬のように

2月22日、23日

けん引っ越しの荷物づくりフル回転。
先週はまだ、制作との両立、なんてあまいことを考えていたがこの5年間でものすごい量の荷物になっていた。(凹み関係が4分の3)
のどから手がでそうなくらいやりたいことがあるのだが、おあずけ。

あや、仕事とけんの世話。
引っ越しにまつわるドイツ語を必要とする云々はあやちゃんがやってくれている。

2月21日

引っ越し屋さんが見積もりに来てくれる。
けん、税関へ。ちゃんと正当に払う。

2月20日

空港へ。
昼過ぎベルリン着。
タクシーで我が家へ。イラン人の運転手さんと話しているうちに盛り上がり、彼の趣味である楽器をみせてもらう。助手席シートの下にフルート、後部座席にアコーディオンが、フロントガラスの下には楽譜が 隠されていた。午前4時頃まで空港で客待ちをしなくてはいけないので、車の中で演奏するそうだ。いかつく、頭も剃り上げた彼がねぇ。

家に着いて軽く昼寝しようとしたら、2、3時間寝てしまう。

でも夜も寝る。

2月19日

お昼前にギャラリーで雑誌のインタビューを受ける。スペイン人はずいぶんとインタビューが好きだ。
なんだかえらそうに1時間もしゃべってしまった。

たくさんしゃべったし、みんなとのランチ前にかるくお散歩、、

していたら、ふぅ、出会ってしまった、すばらしい凹み。
けっこう疲れていたし、トレース道具もない、というのを口実に次回にしようかと迷っていたが、あやの一声、

とったら。

はい、スーパーになりたいと思っているのならこんなこと屁でもないでしょう。

みんなとのランチも上の空、食後すぐにマテリアルショップへ。道具を揃える。
トレース開始、車が来てトレースフィルムが轢かれたりもしたが、なんとか終了。

できるもんだ。

ホセアントニオとモニカに採った凹みを自慢して別れのあいさつとする。

バルセロナ在住の新井さんと待ち合わせてバルへ。
1軒目軽く飲み、
2軒目小イワシの唐揚げと他2品しかない立ち飲み居酒屋。
おいしいし活気がすごいしものすごく楽しめた。
ワインで調子にのったけん、花売りからバラを購入。
スペインに来てずっと働かされていたあやちゃんもすっかりごきげんに。
(結局今回もほとんど自由時間はなかった)
展覧会の成功を祝う。

うまくいったぜ、、バラも安かったし、、
(うそです、あやちゃんはバラなんかなくても、嫌な顔1つせず一緒に働いてくれるし、凹みライフを楽しんでくれている、、、ようにみえます)

2月18日

朝の飛行機でバルセロナへ。
目的は作品の搬出と新作品のお届け。
けん、あやフル回転で搬出開始。
昼過ぎには一番手強い彫刻が片付く。

手伝いの屈強な方々も来てくれているので夕方までにはほとんどが包まれる。

ここで、事件が。
向かいの家具屋さんで日本のテレビチームが10人ほどで撮影をしていた。
ちらちらみていたら、あれ、トンネルズの木梨さんだ。
せっかくだし展覧会みてくれたらねぇ、なんてあやちゃんと喋っていた。

撮影が終わったようでみんなぞろぞろ引き上げはじめる。最後に一目、と思いガラスドア越しに手を振っていたら木梨さんと目が合う。
そして、あれ、あれ、という間にこっちに来てくれるではないか。

ちょうどデザインやアートを取材しているとのことで、木梨さんが作品を見始める。
作品の大半はすでに搬出されていたが、ぼくもなんとか凹みのおもしろさを伝えたい。
説明しているうちに木梨さんも楽しんでくれ、(そうみえた)なんだかとても興奮しました。

ちなみに3月27日の木梨彷徨録という番組で凹みが顔を出しそうです。(でなかったらすいません)

夜、搬出、打ち合わせを全て終え、あやちゃんとビール居酒屋へ。
イカリングとビールを引っ掛けてアナのペンションに帰る。

2月14日から17日

静かに過ごす。
あや仕事へ。

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by hecomi-study | 2011-02-25 02:03 | Comments(0)
2011年 02月 14日

一番ほしいもの

2月13日

札幌の凹み彫刻完成。
名付けて毒キノコちゃん。
黄色だけではなくオレンジ色も使ってほしいという要望に応えたが、すこしまがまがしくなったようだ。

2月12日

ここのところ夕方から、引っ越しに向けて荷物をダンボールにつめている。
いらないものの整理もできるし、意外なものが出てきたり楽しいものです。
それぞれバックパックひとつでこの家に来たが、今やダンボール20個くらいになりそうだ。

2月11日

バルセロナから連絡、なんだかどんどんやることが増えていく。
でも最近は引っ越しぼけというか、家探しでそわそわしていたので望むところ。

そういえば、現在ズヴォレ、ロッテルダムアートフェア、バルセロナで展示をしているが、なんともうひとつ、ベネズエラでも展示が始まった。
なんで?と思う人がいるかもしれませんが、ぼくもなんで?と思いました。
ハンブルグのみきちゃん経由のグループ展です。

ぼくは南北両アメリカ一度も行ったことがなく、いつか必ずや凹みを引っさげて、、、とかねがね思っていたが、その記念すべきデビューがベネズエラで、だとは思わなかった。
今回は1、2点しか出してないしデビューとは言えない、ということにしよう。
そしてデビューの時はぼくも凹みと一緒にいたい。

2月10日

午前中、ベルリン郊外の不動産屋へ。新しい家の契約をするためだが、いろいろと困難が予想される。
緊張して応接間に通される。
はい、じゃぁこの契約書をよく読んで。
二人で20分くらいじっくり読む。(ぼくはわからないので眠くなったほどだ)

あやちゃんがいくつか質問して、

はい、じゃぁサインして。7、8箇所。

はい、これで全部OKよ。

えーっ、嬉しいけど前の晩から眠れないほど緊張していたのは何だったのだ。

とにかく3月から新居に入ることになり、それではさようなら。

やった。

帰り道、家具屋さんや電気屋さんに寄り引っ越しの気持ちを盛り上げる。
新しい家の方針も決まって行く。

2月9日 よし 天気もよし

2月8日

さて、ロココちゃんが仮完成した今、あやちゃんは近い将来に向けてブルンネン通りの凹み、パート5の制作を開始(けっこう大作)、ぼくはスペインのある財団からの依頼により日本でみつけた凹み彫刻に取り組んでいる。(なぜか日本の凹みを熱望された)
今回選ばれた凹みは、、
札幌市中央区南1条西9丁目の横断歩道の白線上にあった凹み。2005年にトレースしたもので、もちろんもうすでに埋められているがぼくにとって忘れられない凹み。

2005年5月、この凹みはステンレスで彫刻化されテンポラリースペースで発表される。
そしてその展覧会の3日前、あやちゃんはぼくの心の中に伝説をつくったのだ。

その日アトリエにしていたフリースペースプラハでぼくとあやちゃんは展示に向け最後の猛スパートをかけていた。大きな厚板を切るため、はだしになりその足で定規をおさえ、大きいカッターで切っていく。
あと少しというところまで来たし気持ちもはやる。
そして事件は起こった。
ぼくの背後であやちゃんがバンッというにぶい音とともに、ヤッタっっと叫ぶ。
何をヤッタのかしらとぼくが振り返ると、あやちゃんが床に落ちたものを拾って自分の足の指にくっつけている。
近寄ってみてみると落ちていたものはなんと足の中指の先っぽだった。
定規の上で、カッターで切っていく線上に足の中指がはみでてしまっていたのだ。

二人とも顔面蒼白。
すぐに友人の車を出してもらって病院へ。
何軒かたらい回しになったがその間中、ぼくはあやちゃんの後ろをついてまわり指が落ちていないか、確認だ。(なんとなくくっつけて布でまいてあるだけなので落ちてもわからないし不安になる)

夜、縫合が終わり、でもお医者さん曰く、おそらくくっつかないね。とのこと。

家へ帰り、麻酔の効いているあやちゃんは意識もうろう。

けんしょんぼり。
ぼくはなんてことをしてしまったんだ。かりにもあやちゃんは嫁入り前の前途有望な女性。凹みなぞという変なものを手伝ってくれたばっかりに、足の指が欠け、痛みと闘わなくてはいけない。二人で予定していた7月、無人島へのヨット行、8月、シベリア横断もあやちゃんは同行できるかわからなくなった。

そんな中、あやちゃん、痛いとか不安だとかは一言も言わず。
そしてただ眠る前に一言、

大事な展覧会が近いのに迷惑かけてごめんね。役立たずでごめんね。

ですって。ぼくは自分の耳を疑った。
痛いのはあやちゃん、指が欠けるのもあやちゃん、自分の指を心配するのならともかく、あやちゃんは確かにそう言ったのだ。
女性って。

これが伝説です。

後日談、
その日あやちゃんが寝入ったあと、枕元で号泣していたぼくのことを、その時あやちゃんと一緒に住んでいた東京のひろみちゃんは覚えている。
そして、今でもチクチクとからかわれている。

数週間後、あやちゃんの中指は奇跡的にくっついた。

2月7日

いよいよ不動産屋さんから契約するから木曜日に来い、という連絡が。
あやちゃんもぼくもすっかり疑り深くなっているが、今度だけはいけそう。

2月6日

昨日の借りをかえす。

2月5日

やはり夕方まで具合が悪い。

2月4日

税理士さんからの書類が来てこれで全ての書類がそろった。
早速、不動産屋へ。
なかなかいい手応え。そして、なんと今のところ僕らの他にその家の希望者はいないとのこと。よし!あとは油断しないでもうちょっと。

帰りにたろさんめぐぽんの家へ。
ちょっとだけ、と思っていたがふたを開けてみると夜の2時まで8時間飲んだことになる。

2月3日

札幌くんスタート。

2月2日

今日はなんの日でしょう。

そう、ロココちゃんの誕生日です。
今のぼくにできることは全部盛り込んだ。
またしばらく放っておいてみよう。
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by hecomi-study | 2011-02-14 03:24 | Comments(0)
2011年 02月 02日

なだらかな日々

2月1日

ロココちゃんだいぶ進む。
思ったようになかなかかっこいい。こんなことはめったにない。

1月31日 よし。
1月30日 よし。
1月29日 よし。
1月28日

あや、久しぶりの日本食仕事。これからダブルヘッダーが続く。

昼休み、税関へ。
今回呼び出されたのは、別に僕がなにかを密輸したとかいうことではない。
(けんと言えば悪、と結びつく人がけっこういるようなので念のため)
昨年札幌で見た山本雄基くんの個展に感激し、ヨーロッパでみせたいので一点だけでも預からせてくれないかとお願いしたところ、快く承諾してもらった。

その小さな絵が届いたのです。

でも中身が絵だとばれるとその分の税金を払わなければいけなくなる。(払うのが正当だけど何もいわれないのなら、払わない方がいいに決まってる)
さてここで僕の本領発揮。
山本雄基をローマ字にするとYuki Yamamoto。ドイツ人にもわかる日本女性の名前だ。
しかもあやちゃんの旧姓。ぼくがこれを見逃すはずがない。

開けさせられたのは2つの包みのうちのひとつ。絵ではなく、絵の写真がたくさん入っているほう。


税関員 これなに? 郵便物詳細には絵って書いてあるけど。
けん   ハハハ、実はぼく最近結婚してね。
税関員 ?? それはおめでとう。
けん   妻の旧姓はYamamoto。ほら送り主と一緒でしょ。(もちろん内緒であやちゃんのパスポートを持ってきていた)
Yukiっていうのはぼくの妻Ayakoの妹なんだ。ユキはとっても姉想いで、遠いドイツに暮らす姉に結婚祝いとして、自分が描いたの絵の写真を贈りたいと言ってくれたんだ。どう、いい絵でしょう?
税関員  へー、いいプレゼントだね。
けん   そう、彼らだったらまるで双子みたいに仲がいいんだよ。
税関員  こっちの包みも写真かい?
けん   (ドキッ)もちろんそうだと思うよ。こっちも開けなきゃいけないの?(できるだけ嫌な顔をしながら)
税関員  まぁ、家族からの贈り物だし、同じならいいよ。プライベートの写真には税金はかからないしもう帰っていいよ。時間をとらせたね。
けん   いえいえ全く問題ありません。それでは失礼いたします。
税関員  じゃあね。そして結婚おめでとう。

けん    ありがとうございます。 
      
(そそくさと立ち去る)
      
フフフ、ばかめ。騙されおった。

(そんな言い方してはいけません。馬鹿なのはぼくですし、悪いのもぼくです。ただ幸運に感謝したかっただけです)

帰宅。

夜、あやちゃんの絵画閲覧タイム。
ひとことめが、
これ買おっか。
こっこれは奇跡の賛辞。

ぼくは今まで、彼女が美術作品を買いものの対象にしたところを見たことがなかった。
でも変な話し、どう考えてもこの絵の値段設定が安すぎるので購入は保留。

それはそうと、もちろんあやちゃんは、新しい姉想いの妹ユキができたことは知らない。

1月27日

昼休み、また一軒見学。
いろいろ考えてみたけど、難癖のつけようがないすばらしい物件。
あや、けんともに心は決まる。

でもさてここからが正念場。
ドイツではひとつの物件に応募者が殺到したら(殺到するのです)、その大家さんが住む人を選ぶ。
もちろんいい物件ほど応募者は多くなるし外国人である僕たちは、とっても不利なのです。
たろぽんめぐぽんに相談しやるべきことを教えてもらう。

なんだかしばらくは落ち着かなそうだ。

けん、あや、昼間見た物件のことを考えると興奮してなかなか寝れず。
なす術無し、仕方がないのでビールをもう一本飲んだらちゃんと眠くなった。

1月26日

この数日取り組んでいるのはロシアの凹みシリーズ、最強の刺客、そしてシリーズの集大成にもなりうる、

ロココちゃん。

1つの凹みに3層以上のレイヤーやパーツがくっつく、とても装飾的な彫刻。
ロココ装飾にちなんであやちゃんが命名。(最初は、安易だなー、とばかにしたけど結局けっこう気に入った僕)

もう20個以上この凹みから彫刻をつくってきたがそろそろマンネリ感がただよいつつあった。

こんなゆとりのある時期だし、これでもかっというくらいゴテゴテの彫刻をつくってみたかったし、出来あがってだめならそれで納得がいくし、何か発見はあるはずだし。

目標は数メートル四方の部屋にその彫刻1つがあるだけで空間がもつような強い存在感のあるもの。うん、こんなものはつくったことがないし、これから数年かけてやっと達成できるような目標ですね。


1月25日

お昼休み、一軒の物件を見学。
8階建ての最上階、たくさんある窓は全て南向きなので陽当たりがすごい。
大きなバルコンからベルリン市内も一望できる。
最初はキャーキャー喜んでいたけど、
待てよ、
ぼくの彫刻の素材である黄色のプラスチックシートはとても紫外線に弱い。退色するのです。
それにほんの少しだけ僕らの要望よりせまい気がする
そういうことを考えていくとなんとなくまだ完全な物件ではないようです。

1月24日

午後、不動産屋へ。
結局3軒まわる。いい家はみつかるかな。

そう、そろそろ家の仕事場の大きさが限界なのです。
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by hecomi-study | 2011-02-02 20:04 | Comments(0)