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季刊/凹みスタディ

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2009年 12月 20日

しばらくサンドイッチはいらない

12月19日

朝10時の電車でベルリンへ。ハンブルグ行きはキャンセル。

オランダの仕事で年内にしなくてはならないことはあと一つだけ。それもベルリンの家でできる。

全て終え、楽になったので気分がいい。多少電車が遅れてもどうでもいい。いくらでも遅れるがいい。
最初は立ったが途中で座れる。

ぼくは電車には何時間でも乗っていられる。本とかもいらない。ずっと外をみていると飽きない。こんなところに住んだらどうかな、とか、あのニワトリはうまそうだな、とかをボーっと考えている。

オランダでは車窓から、牛や羊や馬にまじって、時々、変な動物をみることができる。それもたのしみのひとつ。
まんまるい毛の固まりに4本、足がはえて頭としっぽがどちらかわからないやつ。

今回はたくましい、野牛みたいのがいた。もしや、絶滅したと言われているヨーロッパバイソンの生き残りかも。でもそういう動物を、農家が誰にも知られずかくまっていれる可能性は少ないだろう。電車からまるみえだし。

午後6時ベルリン着 寒い、記録的な寒さらしい。

あやちゃんがコロッケをつくって待ってくれていた。揚げ物、特にコロッケはあやちゃんの得意料理の一つだ。

ふたりでフォルマーさんのワインを空ける。

ハムチーズサンド
ツナサンド
豆のスープ
コロッケ みそ汁 とろろ なっとう



12月18日

このホテルでは毎日9時頃に部屋の掃除がはじまる。
チェックアウトは11時なのに。なので、午前中はあまりおちおちしてられない。

ボタンを押すコーヒーは飲まず、9時半に司法省へ。プレゼンの1時間前。厳重なチェックをくぐり、会議室で準備。建築模型の組み立て、プロジェクターとコンピュータの接続などもスムースに終わる。

10時半、スタート

12時半、終了 

だいたいは、ぼくの持っていきたかった方向に進み、クライアントも満足していたようだ。

コーディネーターのエスターと駅まで歩いて打ち合わせ。次回のプレゼンはは2月下旬。今回に比べたら用意するものがかなり少ない。簡単に乗り切れるだろう。

2時の電車で次はロッテルダムへ。
プレゼンの後恒例の、汗チェック。前回のプレゼンでは冷や汗が、白シャツの脇の下に直径20センチくらいのしみをつくっていた。オランダ人のつっこみ、指摘はそれくらいするどい。

今回は慣れてきたのか10センチくらい。やられているだけではなく、そのうちいつかやりかえせるようにならなくては。

雪でおそろしく電車が混む。荷物が大きいのでつらい。

午後6時ロッテ着 ギャラリストのミリアムに司法省へのプレゼンの報告と、歴史美術館の予算について打ち合わせ。

10時に終わる

ホテルにいって(いきつけ)ねる。

ベーコンサンド
サンドイッチ
クロケット
豚肉ラーメン(お店で食べたがインスタントだった)


12月17日

午前中、プレゼンテーションのスピーチ文を書く。
一応、あやちゃんに英語の間違いがないかチェックしてもらう。あやちゃんは文章の校正の仕事をしていたこともあるから、ほとんどの誤字脱字、変な文章はみつけだしてくれる。

のんびり、お昼ご飯をたくさん食べて出発。2時の電車。

オランダにはいってから雪がふる。

僕からみればたいした雪ではないがけっこう電車のダイヤが乱れる。こんなことで優越感にひたるのもおかしいが、札幌ではびくともしないくらいの雪だ。

午後10時過ぎレーウヴァーデン着。ヨーロッパでこんな雪景色はめずらしい。バスもタクシーもないのでホテルまで歩くが、冬の札幌と同じにおいがする。

なんだか元気になる。いきつけのホテル、ユーロホテルへ。顔をおぼえていてくれるので、全て顔パス。部屋もいつもきまっている。旅先なじみのホテルやレストランなんかがある、というのは心の支えになる。

この日一杯めのビール。ほんとうにおいしいが、底に何か見慣れないものが沈んでいた。

ボージョレーヌーボーをハーフボトル。おいしいけどけっこう古くなっていて重い。

このホテルはなんだか間が抜けていて本当に飽きない。
いつも電話で予約をいれてからいくが、一度もタニグチという名前で予約されていたことはない。はにうち、だうち、たいいじ、とかそんな名前になっている。

朝食では、なんともまずいコーヒーを自分でいれる。ボタンを押したらでてくるやつだ。そのくせに、パンとハム、チーズの種類、質は文句がない。きわめつけは、よく薫製された生のベーコンを自分で焼けるところだ。大きな鉄板が朝食の時間中、温まっていてそのうえにジュッとベーコンや生卵をのせられる。

夜のメニューもすばらしい。ここを使うようになってしばらくしてディナーを食べてみた。この街は夜はほとんどの店が閉まってしまうのでしょうがなく。こういうところでは、おいしいものは食べられるはずがない、、、と思っていたが出された白身の魚は北海道出身のぼくでも十分においしかった。

まぐれかなと思い、次にきた時は牛肉のステーキを食べてみたらこれはもっっとおいしかった。添えてあるものは印象にないが、メインの肉や魚にだけはとてもこだわりがあるようだ。

ワインは特においしくない。力がぜんぜんこもっていない。

ある夜、ダンディなおじいちゃんの団体がはいってきた。とおもったら、何を頼むのでもなくテーブルのセットを変えはじめ、10人くらいでカードゲームをやっていた。一応ここはホテルのレストランだよな、とおもいながら眺めていたら、なんだかむこうも照れくさそうなので、話しかけられる前に部屋に帰った。

そんなユーロホテル。

サンドイッチ
チキン納豆カレー
サンドイッチ

by hecomi-study | 2009-12-20 20:46


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