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2016年 08月 28日

40にして惑わず/40代のホームページ

7月になりました。
と思っていたら、、
8月になっていました。


40歳になる前にひとつでも、自分の納得のいく作品をつくっておきたい、、とかねがね思っていた。ここらでそんなものひとつくらいはできないと、この先まじでやっていけないぜ、と言い聞かせていた。
それで、出来たのかな。
うーん、
なんとなく出来ていた気がする。
2月につくったコペンハーゲンの街彫刻を最近みる機会があったのだけど、
何度みてもけっこういい。
つくった後に半年も経って、それでもいいと思えた彫刻は今までになかったはず。
これは出来た、とカウントしてもいいのでは。

もうひとつ今つくっているオランダのアペルドールン彫刻も、何か何か、今までとはひと味違う。何だろう。

あやちゃんとの過酷な夏合宿を経て、(文字通り合宿、彩ちゃんが切るのをぼくがあらゆる方向からみて、彼女の腕の角度を矯正していく、しんどい作業でした)完璧なクオリティのパーツがどんどん出揃っていく。

そして本日8月25日、やっとそれを完成させることができました。予定より1週間おしたけど、コペンハーゲンを超えたでしょう!
まだしっかり見せてないからよくわからないけど、
とりあえず、いいのができたことにしときなよ、、と悪いケンがささやく。

はい、できたことにします。

わーい、わーい。
これがその全貌と、分解図。
昨日、大先生に撮ってもらいました。

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そして、8月3日に
40歳になる自分に。

僕は自分のためにプレゼントを考えた。
今、一番会いたい人に会う、そして今一番聞きたい話を聞く、
それが一番のご褒美だと思いました。

そして、ちょうどその頃、奇跡的にベルリンで滞在中の尊敬する画家、Iさんに我が家に来てもらうことになったのです。
超忙しいはずなのに気軽に承諾してくれて、わくわく。
いろいろ聞きたかったので質問事項を表にしてまとめておいたくらいです。(笑われた)
とにかく、新しい話し、桁の違う話、でかい人物像が聞けて、
そして、僕の方向を確認できて嬉しかった。

ぼくにとって美術家としての方向は彼が一番見本になるはずだ、と10年くらい前から思っていたけど、それが確信できました。最強のプレゼント。

さて、今思えば、正直40代が来るのをずっと待っていたのかもしれません。
とてもすがすがしいです。
さぁ、これから、という気分です。
30代は閉じる方向に舵をとってきましたが、おかげで基本的な部分を高められたと思います。
体調も、頭も、環境も万全です。
体も悪いところは全部とことん直してきました。
ぬかりなく手入れしてきました。
環境も、人に会い過ぎないで済むように、制作時間を絶対けずらないように、とことんコントロールしてきました。
(今や誰も僕にコミュニケーションを期待してません)
(どっちかというと、得意だったのかもしれないけど、作品に集中することを考えて封印しました)

もう迷わない、迷うわけがない。
そう
40にして惑わず。
(僕が考えた言葉です)



次はあやちゃんが喜ぶもの

誕生日に新しいジョギングシューズを買ってもらったし、
日頃の感謝を込めて、あやちゃんが喜ぶものをあげたい。(誕生日でもなんでもないんだけど)
でも、モノとか貴金属を欲しがるタイプでもないし。。何がいいかな。
パッとしなかったり、悔しいニュースも続いていてかわいそうだし、
じゃぁ、いいニュースをあげたいな、と思い立つ。
ちょうど、ぜひ行ってみたかったアーティストインレジデンスが、しかもあやちゃんが最も好きな国(ではないけど)に、美術家を派遣するとのこと。
食いしん坊の彼女が最もおいしかった国、
そう台湾です。

でもな、、、落ちたらかえって悲しませるだけだしな、、、
というわけで、彼女には一切内緒で、書類をつくり、応募してみることを思いつきました。
いつもは二人で決めて、手分けして書類をつくるのだけど、今回は僕だけで。
でもかえって、いさぎのいいシンプルな書類ができた気がしてました。

それからしばらくして、ある朝、あやちゃんがメールチェックをしていて何か怒っている。
なにげなく聞いていると、「ちっ、なんて手の込んだ迷惑メールだ、、、応募だってしてないのにっ、受かったもなんもあるかっ、、何じゃこりゃ」とかなんとか。

まさか、と思ってみせてもらうと、
ありゃ、
なんと見事、最後のひとりに選んでもらっていた。
これはもう本当に嬉しかった。
でも、肝心のあやちゃんはキョトンとして、何が起こったのか、しばらくはよく分からず、ポワーンとしてた。
玉手箱を開けちゃった人みたいでした。

ほら、しっかりしてね、台北に行くんですよ!



テキスト

テキストを書いてみる。
あやちゃんから強く要望された。いや、強要された。
いつも書いているような中途半端なものではなく、もっと体系的な、総合的なもの。僕の本心からのもの。
ぼくの頭の回路は相当めちゃくちゃなそうで、
そのくせ、すぐに伝えることを放棄しちゃうし、
もう少し、凹みや彫刻について、他人に伝える努力をしていかないとだめだよ、ということです。
へーへー、そんなもんですかーぁ。 その通りですねぇー。 やっときますーぅ。
なんて思っていたけど、嫌々始めて、そして仕事終わりに毎日書くようにして続けていると、、、
けっこう意外な発見が出てくる、でてくる。
こんな考え方があったのか、とか、あっこういうことか、、とか。
変な話しだけど、自分の作品を少しだけ好きになれました。
そして何はともあれ、
まずはこれらの一部を手塚さん(ベルリン在住の美術家です)の紹介で、(ていうか、彼女にはいろいろなキュレーターを紹介してもらったり最近はとみにお世話になっています)プロの翻訳家に頼んで英語にしてもらいました。
手塚さんはマーくん、マーくん、と呼んでいるけど、
その方の英語がまたすごいっ。
とても気安くマーくんとは呼べないです。

これがテキストというものか、と目からウロコでした。
今までの僕の英語はなんだったんだろう、
園児の感想で、
遠足に行って楽しかったよ、
くらいのレベルでした。

たまには脳みそも使ってみるもんだ。
ダシ入り味噌くらいにはなるもんだ。
使わなければ発酵しすぎてしまう。
ということは、もっと発酵させれば、お酒になるのかな?
いやいやお酒になったとしてもどうやって頭から取り出して飲むんだい?
いや取り出す必要もなく、頭に入れておけば、ずっとほろ酔いでいられるのだよ。
ほぅ、いつもあやちゃんに「お酒飲み過ぎ!」って怒られてるけど、それも解決できるのかい。(解決というよりは、ごまかし、だと思うけど)

よし、やってみよう。



話しは変わりますが、

- 6ミリという、スタンダード -

って言うと、
なんかのコマーシャルみたいだけど、違います。
もう図画工作は卒業したいのです。
彫刻にしっかりとした力強さを兼ね備えたいのなら、
基本の板厚を6ミリ厚くらいにしないと、話しにならない。
(ちなみに最初(8年くらい前)は1ミリ厚でヒーヒー言ってました)
僕が今まで考えてきた限界なんてクソだ。もう園児じゃないんだしやってみろ。
(汚い言葉ですが潔い志しです)


ホームページ
あやちゃんが泥のようになりながら、リニューアルしてくれました。
プロジェクトのところなんかとても観やすく充実してきましたよ。


凹みスタディ 公式ホームページ
kenichirotaniguchi.com
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by hecomi-study | 2016-08-28 02:14 | Comments(0)


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