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季刊/凹みスタディ

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2011年 11月 12日

家来がほしくて

11月11日

あやウェディングドレスを着る。

いきなりですがこれが今週の目玉のできごと。
400枚くらいを自慢のレンズで撮影。
さすがにこれだけ撮ると、何枚かは文句のつけようがない写真が撮れる。

11月5日
バルセロナで唯一、未だに行っていなかった地域、グラシアへ。
下町って感じで居心地がいい。
庶民の市場があってあやけんともにテンションがあがる。

ショッピングもしてみたが、それにしてもあやちゃんのさいふのひもはカタい。

夜、ベルリンへ戻る。たいした仕事もなかったし楽しかった。
毎度のことながら、バルセロナでは魚介類のみを食べた。そこまでしなくても、、というくらい。
便のかほりに海の滋味を感じます。

11月4日

街のはずれの大規模フリーマーケットへ。
でもあやちゃん曰く、泥棒マーケット。
うん、確かにみんな、かたぎの目つきじゃない。

夜、アシスタントのモニカとビールをひっかける。

11月3日

あやちゃんとバルセロナへ。
目的は、内緒です。
アンティークマーケットへ行って時間をつぶす。
ギャラリーでミーティング。今のところとてもいい関係が築かれつつあるし、
ホセアントニオに適度な野心があるのもうれしい。
ぼくの家来(彫刻です)がひとりで奮闘しているのにも感動した。

夜とっておきのレストランで食事。

11月2日
税理士のフシュカさんの事務所へ。
あやちゃんの心配事がふたつ減る。

10月30日
あや、ウェディングドレスの試着、ルンバさん宅へ。

10月28日

夕方、IKEAへ。
ラウラに返す大皿といくつかの小さな家具。

10月27日

マティアスさんが見学にくる。
あるキュレーターさんのかわりにぼくのアトリエを見にきた。
(後日連絡がきて、結局ぼくの作品は出品されなくなったけど)

鍋を貸した代わりにラウラ(お隣さん)がキューバ料理を持ってきてくれる。
うまいうまいと食べて、大皿を洗っていたら何かの拍子の割れてしまう。

10月24日

ヨガをやりながら、オペラを聞くということは
とても難しいということがわかる。
けっこう抑揚があるし、落ち着かない。呼吸だって不規則になる。

ぼくのカメラの師匠、だいちゃんが、フランスのフォトコンテストで賞をもらったらしい。
一緒に飲んでいてもそういうことを一切言わないのが彼らしい。(後から発覚した)
ぼくだったらべらべらしゃべるんだけどね。
彼は格闘技の先生として道場で働くことになりまたベルリンに帰ってきたのだ。

10月23日
日曜日。
今週は夏くらいからやっていた2つの彫刻が完成した。
やっとだが、少し強さが出てきた気がする。気のせいじゃない気がする。
試しにあやちゃんにみせてみたら、ほめられた。

最近気がついたのだけど、ぼくの彫刻にはある特性がある。
それは作業量の積み重ねができるというところ。
畳みこみが一段落するとしばらくほうっておくことが多いが、
もう一度取組みたくなった時、一段落したそのままの地点から始められるのです。
要は、0から70までたたみ(この時点では完成だと思っている)、しばらくほうっておいても、次にもっと行けるかもと思ったときは、そのまま70から始められるということ。
今のところこの方法で密度は上がってきているし悪くない。
でもこういう制作手法はあんまり聞かないし、絵画とかでは難しいのでは。

というわけでこの特性が生きるよう、この春、ある作戦をあみ出した。名付けて、
「常にまわりに家来をはべらしておく作戦」!
作戦名からもわかるように、
常にいくつかの彫刻を寝かしておき(10個くらいだとベスト)、
同時にいくつかの彫刻の作業を進めていく。(これも10個くらいだとベスト)
合計20個くらいの家来がいれば、急な展覧会があっても、コンディションのいい準備万全の手だれが何人かは、いるものだ。
そしてここがこの作戦の一番大事なところだが、、
常に、はべっている(寝かしてる)家来を10人以内にしないこと。
睡眠時間を十分とっていない家来などいい働きをするわけがない。
実際に展覧会が始まってしまえば親分であるぼくは「たるい」とか言ってすぐベルリンに帰っちゃうし、あとは残された家来がぼくのために踏ん張るしかない。見にきてくれた人に何かしら伝えなくてはいけない。
ぼくだってちゃんと任務を遂行できそうな家来じゃないと戦場には送りたくないし、、無駄死にさせたくない、、
なんの話し、、
でしたっけ?、、

そしてここがポイント、
大義ではいくらそうであっても、
未だ20人の家来どころか、10人もいないけん軍です。

by hecomi-study | 2011-11-12 01:19


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